先生がやりがいを感じる瞬間
歯科医師としての自分ができることは全てできた、この難症例をやりきった――こう感じる瞬間、歯科医師としてのやりがいを感じるのも事実ですが、歯科医師として納得のいく治療の提供と患者さま自身の納得、喜びが必ずしも一致しないのも動かしがたい事実です。患者さまにとってよりよい治療方法を立案したつもりでも、費用や期間などがネックになって、患者さまが選択されないこともあります。しかし、歯科医師と患者さまそれぞれの納得を一致させることができたとき初めて、互いによい結果を導くことができると信じ,その高みを見すえて、診療を続けていきたいと考えています。
幸いにも今現在、当院に通院されている患者さま方が徐々に増加しています。これが、患者さまに喜んでいただいている証しであり、患者さまのニーズにお応えできている結果なのではないか――そう考えると、院長として勤めてきた9年間の歩みにおいても、ひとつのやりがいになっています。