入れ歯治療を専門としつつ地域医療へのニーズも満たし、さまざまな分野を網羅している印象ですが、その根本にある森山先生の考えや想いをお教えください。
地域に密着した医院を作ろうと思っています。ですので、ひとつの分野に特化した専門的な医院というよりは、地域の患者さまのニーズに幅広く応えられる、オールマイティな医院を目指しています。これから団塊の世代も75歳ぐらいになって後期高齢者人口が増えていきます。そう考えると、入れ歯は特にニーズの大きい分野だと思います。誰でも人生で一度くらいは、根管治療や歯周病治療を受けるものですから、これにも力を入れていきたいですね。なるべく地域の皆さまの力になれたらと考えています。
昔ながらの治療の精度をいかに上げていくかが今後の課題です。インプラント治療は、残念ながら経済面や健康面で受けられないという患者さまは多くいます。でもそれは、逆の見方をすれば従来型の治療で治せる患者さまがとても多いということなんです。インプラント治療はもちろんですが、これまでの昔ながらの治療を大事にしていきたいと思っています。