高校の担任の先生が「歯学部に行かないか?」と勧めてくれたのが歯医者になるきっかけと拝見しましたが、なぜ歯学部に行くことに決めたのですか。
当時、歯学部にいくつもりはありませんでした。サッカー部に所属していたこともあり、サッカーばかりの毎日で、進路をどうするかは漠然としたものだったんです。そしてある日、私の担任から歯学部の推薦枠を勧められました。実は担任の先生はサッカーの監督でもあったので、成績にも問題なく、スポーツにも取り組んでいる私が推薦しやすかった、ということもあったのでしょう。
そこで父親に相談したのですが、父親には「何か資格を持ってほしい」という私に対する思いがあったので、歯学部への進学には賛成でした。また父親自身歯が悪かったので、冗談だったかもしれませんが「歯医者になって歯を直してくれ」ということも言われました。
実はそのひと言がきっかけとなり、歯科医になるという明確な目標を持つことができたんです。