患者様の不安や緊張をほぐす為に、心がけていることや話し方で気を付けていることはございますか。
いちばん心がけているのは、患者さんとのコミュニケーションです。患者さんそれぞれの要望をキチンと聞いて、ご希望を取り入れた治療をしたいと思っています。その時に、ご要望が無理な時や間違っている時はきちんとお伝えしますし、現在は昔より機器も差し歯もいろいろな種類がありますし、治療法も異なります。なので、最新の情報をお知らせしてから治療方法を決めていただければと思います。
そのためには、まずお話をすることです。
お話しをして打ち解けるきっかけとして役立つのが、院内にある小物や、著名人のサイン、それにお魚の泳いでいる水槽です。それを観て「あっ、あれな私も持ってるで、USJで売ってたやつやろ?」とか「あのサイン、誰の?」「それが……」と話が盛り上がる時もありますし、小さいお子さんを治療するときには「お魚さんも見てるよー」とか、スタンプをあげたりとか、いろいろ役立っています。お子さんを治療する時は、もうそれこそ総動員ですね。絵も好きで季節ごとにリースでシルクスクリーンを飾っていたのですが、ちょっと目立たない場所だったせいか、あまり効果がなく、今はやめてしまいました。
私が患者でしたら、気難しいドクターのいる歯医者さんには行きたくないですし、地域がらもありますから、気さくというか、話をちゃんと聞いてくれる優しいお医者さんでいたいですね。それが患者さんを受け入れている感じにつながると思います。