先代院長先生より受け継がれたモットーや、スタッフの皆さんと大事に共有なさっているお考えをお聞かせください。
大事にしているのは、真摯な姿勢で患者さまに接し、患者さまの目線に立って二人三脚で予防や治療に取り組む、ということです。
それを先代院長だった父から特に教わったわけではなく、父と私がここで一緒に働いたこともないのですが、子どものころから父の様子を見ていたためか、自然と同じようにしているように思います。
あらためて考えますと、私がまだ子どもだった時代は、歯科医師の間にも「先生」然とした態度で患者さまに接する風潮があったのではないかという気がします。でも父の場合は、もともとの性格もあって他の「先生」とは少し違っていたのかもしれません。
時代にかかわらず歯医者というのは、誰にとっても本当は来たくない場所です。それでも症状があるので仕方なくお越しになる。せめて気持ちよく治療を受けていただけるよう、そして不安を払い去っていただけるよう、私はもちろん、スタッフみんなが患者さまにとって気軽に相談できる・気軽に通える歯科医院づくりに努めています。