初めてご来院される患者様に心がけていることは何ですか?
初めてご来院された患者様には、主訴が何であるかをはっきりさせるため、じっくりお話させていただきます。たとえば「虫歯が痛いのでなんとか痛みをとめて!」なら、目的はしっかりしていますが、「奥歯がときどき、熱いものを飲んだときとか食べた時に痛むんですけど、どうなってますか?」と言われると、どうなっているかを確認すれば良い、というだけで歯科医師が患者様をお返しするわけにはいきません。実は、主訴が本当は何なのか、患者様ご自身もよくわからないことがほとんどです。
歯が痛い原因を歯科医師が調べると、痛みの原因が虫歯のせいだったり、あるいは歯周病が原因のものだったり、咬み合わせがうまくいってなかったりと、複合的な原因が見つかることがよくあります。そこで、痛みの原因はこれで、一時的に止めることはできますが、歯周病を治さないと他の歯も同じことになります、と正確にどういう処置をするか、また、将来的なリスクがあるかについてもお伝えできるようになります。
まず一番困っていることを優先的に治療しますが、そうしているうちに患者様からも「そういえば、こっちの歯もときどき痛みます」とか「歯のクリーニングをしてみたかったんですが、怖くて」など、実はお口の中で悩んでおられたことを思い出したようにお話してくれるんです。
それともう一つ。今飲まれている薬や持病、全身疾患などについてもお聞きしています。実はそうした病気や薬がお口の中の状態にも影響を及ぼすことがあるからです。これも初診の方には欠かせない質問ですね。
まずいちばん困っていることを優先的に治療しますが、そうしているうちに患者さまからも「そういえば、こっちの歯も時どき痛みます」とか「歯のクリーニングをしてみたかったんですが、怖くて」など、実はお口の中で悩んでおられたことを思い出したように話してくれるんです。
それともうひとつ、今飲まれている薬や持病、全身疾患などについてもお聞きします。実はそうした病気や薬がお口の中の状態にも影響を及ぼすことがあるからです。これも初診の方には欠かせない質問ですね。