先生が歯科医を目指したきっかけを教えてください。
父が医療系の大学へ行かせたいと思っていたことと、自分が一度は都会へ出てみたいと思っていたことから、九州大学の歯学部を受験したことが最初のきっかけですね。無事合格しましたが、実はすぐに歯科医にはならなかったんです。当時はやっていた格闘ゲームが好きで、ゲームセンターでアルバイトをしているうち、なぜかポスターやホームページを作るようになりました。やがて、それを見たゲーム会社の本社から声をかけられ、上京して入社することになっんです。
その後、広告代理店へ移って8年ほど働きましたが、30歳を過ぎた頃にまた勉強がしたくなって九州大に戻り、歯科医の国家試験を受けて合格しました。その後は、福岡大学の歯科口腔外科に2年半くらい勤務していたのですが、そこでは親知らずや舌癌などの手術が主な業務だったので、虫歯や歯周病の治療などをしたいと思い、一般の歯科医院へ移りました。そこで勤務医として勉強を積んでから、当院を開業しました。自分が体験した他の職業と比べて歯科医になってよかったと思うのは、患者さまの反応がダイレクトに返ってくるところですね。患者さまから直接感謝の言葉をかけていただくことも多いのですが、それはとてもうれしいですね。