歯科医師としてお仕事に一番やりがいを感じる時はどのような時ですか?
最近やりがいを感じたのは、インプラント治療が終わったあとで「生活が楽しくなった」「食事が噛めるようになって本当に嬉しい」と言ってくださったことですね。インプラントを手がけていると、最初は歯がグラグラしていたり、無い歯が多くて、そういう患者さんの表情はたいてい暗いんです。この先どうなるのかという不安もありますし、その気持のまま来院されますので。
ところが、インプラント治療も半年、1年も経って終わりに近づいてきますと、特に女性は明るい色の口紅をさして、化粧もきちんとされて、洋服も明るいデザインのもので来られるようになるんです。髪型にも気を使うようになりますね。表情も明るくなって、別人のようです。
歯の治療で良い方へ様子が変わられたり、食べられるようになったと感謝されるのは、とてもやりがいを感じられます。
もうひとつ、開業して12年になりますが、その頃からずっとメンテンナンスさせていただいている患者さまに「インプラントも全然悪くならないね」と言われて、調べたらインプラントから11年目だったんです。これはやはり嬉しかったですね。歯医者冥利に尽きます。