開業までの経緯を教えてください。
歯科医師を目指すようになったのは高校生の頃でした。歯が痛くて歯科医院を受診したのですが、その時、歯科医師という職業に対して、すごく清潔でクールな印象を受けたんです。それで、“将来、こういう仕事についてもいいかな”と。 また、元々幼い頃から職人に憧れのようなものを抱いていたんです。人間国宝の刀工だとか、テレビなどでそういう人たちのことを見るのが好きでしたね。彼らの技はもちろんなのですが、仕事に向かう姿勢だとか、生き方だとか、そういったところに魅かれていました。ですから、心のどこかで手に職をつけたいと思っていたのでしょう。入れ歯治療が好きなのも、“ものづくり”の要素が強いせいかもしれませんね。