歯医者として医療に携わる上で最も大切にしていることはどのようなことですか?
歯医者としては、患者さまの歯が長持ちすることを大切にしております。ただ長持ちするのではなく、歯に対して不快だと思わないのが一番です。ご飯を食べていて「痛い」と思ったら歯医者に行くのではなく、何も考えずにご飯を食べられるというのが「最高」の状態だと私は考えております。そういう状態、つまり口に対して困ることがなく、毎日何も考えずに食事していただける状態が少しでも長く続くことが理想です。患者さまのそんな状態を目指すために、日々治療や予防に取り組んでおります。
医療としては、すべての方に対して「痛くない」治療をしようと頑張っております。また、不安などの感情も取り除けるよう、何回か治療に通っていただくうちに、コミュニケーションを通して慣れていただくことも心がけております。ただ、それで回数が増えたら、ただでさえ嫌な歯医者に何回も来ていただくことになってしまいますので、そういうことにはならないよう、最短の治療のなかで密なコミュニケーションをとれたら、と考えながら治療を行っております。
接し方で言えば、まず第一に患者さまがどういうことを考えていらっしゃるのか想像しながら話しかけたり、自分だったらどうしたいかなというのを含め、患者さまと一緒に相談しながらいろいろ決めていくことを意識しております。